製品開発にかかわりたくて転職をする!

転職は、自分で決める一大決心!その時、人は転職を考える。

前職はパソコンメーカーの品質管理部門におり、市販パソコンの製造や検査、返品製品の不具合内容の切り分け等の仕事を行っていました。その中で電子機器全般の知識を活かし、より直接的に製品の開発に携わってみたいと思う気持ちが少しづつ強くなっていました。ちょうど技術職の社員募集を掛けていたとある電子機器メーカーの求人が出ており、前職の契約期間が満了直前だったという事もあって、思い切って応募してみる事にしました。

事業所への通勤といった細かな条件に関しても事前のマッチングは良く、興味を持ってから応募に至るまでのレスポンスも大変早いものでした。同時期での大量募集案件という事もあり、結果的に上手く採用を勝ち取る事が出来ました。

応募方法は事前郵送による書類審査の後、二次に渡る面接の後採用の可否が決まるというものでした。大量募集という事で採用のチャンスに期待は持っていたものの、応募するライバルの多さを考えればそれ程話は上手くも無いな…とも思っていました。とは言え、書類郵送後2週間程で書類審査合格と一時面接の日程について連絡があり、何とか面接へと進む事が出来ました。

普段から緊張しがちな性格だった事もあり、面接は待合室からガチガチになってしまい、いざ面接室に呼ばれても、一時は自分で何を言っているのか分からない位になってしまいました。ただ担当官が親身に言葉を掛け緊張感を解いてくれた為、数分で何とか落ち着き、自分の経歴や意気込みを上手く伝える事が出来ました。

二次面接は本格的な役員面接でしたが、そのメーカーの興味ある製品についての自分の思い入れや熱意、将来購入への意欲を伝えたところ、たいそう気に入ってくれた様子でした。思えばそれが採用へのカギだったかも知れません。

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一次面接・二次面接共にスペースを幅広く取っての単独面接という形でした。面接会場は広大な事業所の一角だった上に、同時に面接を受ける人の数も大変多く、てっきり一次面接から集団面接の形を取ると思っていただけに、かなり意外でした。他人の視線を気にしがちな自分にとって、周囲の人間が全くいない単独面接という形は、リラックスして自分の持ち味を発揮する上で、大変恵まれた環境だったに違いありません。

また一次・二次共に面接官が大変気さくで明るく親身な方で、こちらが緊張で言葉が詰まりそうになる度にジョークで笑わせてくれたり、リラックスする様アドバイスを送ってくれたりして、非常に助かりました。今回の面接に限らず、多くの面接会場を見て来ましたが、意外と目に付いたのが私服で参加する応募者でした。

面接はスーツが当たり前、というイメージで凝り固まっていた自分にとっては大変新鮮に見え、相手への失礼以前に、あれ位緊張せず、普段着スタイルで堂々と面接を受けられたらいいな…と羨ましく思ったものでした。

前職と比べ、求められる知識や技術のレベルがぐんと上がった上、他部門スタッフとのスケジュール進捗調整のすり合わせ等、プロジェクト全体を俯瞰するマネジメント能力も求められる等、仕事の緊張度が一気に上がりました。ただその分、自分の仕事が新製品の開発・リリースに直結するという大きなやりがいや充実感を感じる様にもなりました。自分が直接開発した製品が店頭や市場に出るというのは少々照れ臭かったものですが、それは立派な事実。やがて自分に自信を付けられる様になりました。

また緊張しがちの性格で、あまり人前に出る事を良しとしなかったのですが、仕事柄進捗会議等で大勢のスタッフを前に発表する機会が増えた事もあり、強引にもその様な場に慣らされる結果となりました。最初は大変でしたが、やがて実績が自信へと変わってゆき、転職1年後には何事にも緊張せず、堂々と自分の意見を出せる様になりました。前職に留まっていれば到底味わえない満足感だったと思います。

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